ベイエリア日記

ベイエリアでプロダクトマネージャーやってる中年おっさんのブログ

雑音から解放される

勉強する時や仕事中に音楽を聴く人たちはわかるかもしれないけど、邦楽を聴きながら勉強するのはなかなか集中に苦労するけど、洋楽だったりジャズやクラシックのような歌の無い音楽を聴く分には返って集中力が高まるという人は意外と多いのではないか。流し聴きという言葉があるように、脳は決して耳に入ってくる言葉に対して注意を傾けてなくても、勝手に処理をしてくれるので、会議中に他の作業をしていても、何となく何が話されているのか記憶に残っている。邦楽でなかなか集中力が上がらないのは、脳が言葉を処理しようとして、意識していないのに脳の処理能力の一部が使われてしまうためだと思う。さらに、処理した理解に対して、肯定だったり否定だったり、脳が反応してしまうので、その分も無駄に脳の一部を使われてしまうのも集中力を削ぐ要因になっていると思う。だから電車の中だったり、カフェだったり、集中しようとしていても周囲の人の話し声は自然と入ってきてしまうので、なかなか勉強だったり仕事だったりに集中するのは難しいのである。せっかくいいカフェにいっても、となりのお客さんがくだらない話をしていて、「おいおい、それ違うんじゃ無い?」などと勝手に脳が反応してしまうのである。

海外にいて何がいいかというと、こういう雑音から解放されるということ。もちろん会話においてはかなり集中しないと相手の言っていることが理解できないという問題はあれど、逆に集中もしてなければ、相手が言っていることは耳に全く入ってこない。洋楽をBGMみたいに聴くように、周囲の会話はBGM以外の何ものでもなくなるのである。海外に出ると世界が広がるというけれど、個人的には僕は世界が深くなると言えるのでは無いかと思う。