ベイエリア日記

ベイエリアでプロダクトマネージャーやってる中年おっさんのブログ

プロダクトマネージャーにコーディングスキルは必要か?

プロダクトマネージャーにコーディングスキルは必要か?という話。

正直これは会社によってプロダクトマネージャーに求めるものが変わるので、ユニークな回答はないと思います。

例えば、自分が勤める会社はアメリカでもプロダクトマネージャーにシステム開発の経験は求めていないので、Computer Science(CS)の学位を持っていないとか、コードも書いたことがないというPMがたくさんいます(というかその方が多い気がする)。その分、Technical Program Manager(TPM)がPMとEngineeringの間に立ってRequirementが決まったあとのDesign、Build、QAのフェーズを進めるので、システムを作った経験がなくてもやれないわけではない様に組織が作られています。だから基本的にPMがコードレビューすることもないし、要件が決まったらその後の登場機会はQAしてそれがローンチブロッカーなのか、Fast Followなのかを切り分けるときだったりします。ただ、パーソナライゼーションとかレコメンデーションとか、機械学習的な領域のプロダクトを見るPMはやっぱりそもそも何が可能なのかということを知らなければいけないし、それはやはりハンズオンの経験があるというところからくるでしょうし、GoogleとかFacebookみたいな会社はPMもコードレビューもするし、Tech designにもかなり入り込むみたいなので、CSメジャーが要件とJob Descriptionにも書かれていることが多いです。

なので、冒頭に戻ってしまいますが、ユニークな回答はないです。コーディングスキルがないからPMになれないというわけではないが、一方でCS同等の経験がないとインタビューすらしてもらえないというケースもあります。ただ、最低限分析するのにSQLはかけた方がいいし、自分が作ろうとするプロダクトがどういう風に動いているのかという仕組みに対する理解があった方がいいと思うので、スキルが求められていなかったとしても、スキル自体は確実にプラスなので、PMになりたい人には時間を見つけて何か1つアプリでも作るくらいの勉強しておくとその後役にたつのではないかと思います。